その5、木材選べるんだって?
店員「あっそうそう。ルシアーさんからハカランダ2枚あるから選んで良いよって言ってましたよ」
私「おぉー」
店員「写真届いたら連絡しますね!」
そう言われてから3週間ほど経ったある日、電話がかかってきたので楽器屋へ。
店員「なかなか良いの届きましたよ」
私「選べる機会ってなかなかないもんねえ」
店員「頻繁にあるようなことではないですからね……で、写真はコレなんですけど」
私「……お、おぉ……!?」
店員「柾目と板目で1枚ずつだそうで。どちらにします?w」
私「どちらにします……と言われても……コレは悩む!」
店員「ある意味究極の選択ですね!」
ひとまず持ち帰りの案件とさせてもらい、一週間くらい色々悩む。
SNS上で繋がりある人にも意見を聞いたり、独自に調べたり。
音質としては差はなく、柾目だろうが板目だろうが問題ないんだとか。
違いが出るとしたら「経年変化による反り」についての問題だそうで、
そんなのは何十年と経たないとハッキリとした違いに現れないので今回は考えないでおく。
店員「決まりました?」
私「柾目のほうの白っぽいとこってサップ?」
店員「コレ写真映りが良くなかったですね、実物はサップ入ってないそうです」
私「そうか……んんー、柾目も貴重なんだけど斜めにきてるから追柾目っぽいしどうすっかなあ」
店員「まぁ、時間はまだあるのでゆっくり選ぶほうがいいっすよ」
私「……いや、決めた。板目にしとこう」
店員「お、板目ですか。結構エグイ目が出てますしね」
私「ヘッド豪華にするなら、ボディのほうも柾目でスッキリさせるよりは芸術点稼ぎしたいと思ったので」
店員「なるほどなるほど、全然アリだと思いますよ!」
私「じゃあ、ソレで連絡お願いします!」
ということで、側板と裏板は板目のハカランダに決定。
私「表板のほうは手に入りそう?」
店員「希望してる木材は工房には在庫ないようですねー……あ、でも作ることが決定したらお眼鏡に適うようなモノ探してきますとは言ってました」
私「なら一安心。あとはこちらは資金計画を解決するとしようかな」
店員「そのあたり解決したら具体的な詳細見積額を出してもらうって感じにしましょうか」
私「そうしましょ」
オーダーメイドで頼む場合、頼む先のルシアーさんで希望する木材持ってないこともあるみたいです。ただそのような場合は(ルシアーさんによりけりですが)しっかり良いモノ探してくれる模様。
オーダー頼みたいけど自分の好きな木材が取り扱ってないかも、と考えてる方は一度問い合わせてみるのも良いかもしれませんね!
次回からは情報ストックがあまりなく、書くネタが少ないので小噺挟みます。
木材について語れればいいかなー……?