小噺・ゆるゆるボディシェイプ解説。
久々に更新するブログのネタがオーダーのことでなくて良いのか?良いのよ?
ということで、ゆるゆるとしたアコギのボディシェイプに関する解説。
意外と知らなかったりすることもあるので、この機会に是非ゆるく覚えてみてね。
1、ドレッドノートサイズ(Dサイズ)
THE・スタンダード。「アコギといったらこの形」を想像する人が9割くらい。
盛ったかも、8割くらいはドレッドノートを想起する。
スタンダードなんだけどメリケンサイズだからか日本人にはちょっとデカく感じること多し。
でも音はバランス良いので弾き語りもソロギターも出来るオールラウンダー。
2、トリプルオーサイズ(OOOサイズ)
これも定番っちゃ定番。何気にDよりも歴史は古い。
Dより2㎝くらい薄いしクビレも結構あるので小柄な体格でも抱えやすい。
OOOサイズはほぼ大体ショートスケールのため弦も押さえやすい。
音量はDに負けるけど、出ないわけじゃあない。
音の粒立ちが良いのでフィンガースタイルで使う人多い。
だからと言ってストロークがダメなわけでもない。
3、シングルオーサイズ(Oサイズ)
マニアがよく使ってるイメージ。ボディシェイプとしては一番歴史が古い。
ボディの最大幅が13.5インチより短いとコレ。
ボディが小さいので音も小さめで軽い感じの音。
一番小さいサイズなので小柄な人でも安心。大柄な人でも勿論安心。
4、ダブルオーサイズ(OOサイズ)
別名・グランドコンサートサイズ。歴史としてはOサイズの次に古い。
コンサートってんだからデカい音出るんでしょって?
Dに比べたら全然ですよ?むしろOOOに比べても出ない。
サイズ感としてはOサイズより少し大きい。でも1800年代とかの、昔の人からすればOよりちょっと大きめなサイズ=OOサイズって認識だった。
5、オーディトリアムサイズ(OMサイズ)
OOOと形は変わらないけど、ロングスケールのものをOMサイズとしてる。
ロングになったことにより音にハリが出るのでOOOより音量欲しいときとかはコレ。
ハリが出る分OOOに比べて弦の張力も強いので、若干押さえにくくはなる。
でもそれを補って余りあるポテンシャルはあるので、個人的にはオススメ。
6、クアドラオーサイズ(OOOOサイズ)
幅はDサイズよりも広いので結構デカい。でも厚みはOOOとかと同じくらい。
大きな音と低音に定評があるので、ドンと鳴る低音が欲しい人はコレ。
でも市場ではあんまり見かけないので、気になったら置いてある店で弾いてみるとよく解るかも。
7、ジャンボサイズ(Jサイズ)
OOOOサイズの厚みをDサイズと同じにした、規格品の中では一番デカいんじゃねえのってサイズ。
デカいボディを生かしての低音と大音量。Gibsonとかで良く見るサイズ感。
8、ラウンドショルダーサイズ
これもGibsonでよく見る筆頭のサイズ。なで肩に、滑らか曲線美。
アノ形状が功を奏したのか、非常に良い意味で泥臭い音が出る。
この泥臭さにハマってGibson党になる人もいる。
ざっと代表的なサイズだけ書き出してみたけど、基本ゆるゆるなので
途中ディスってるようにしか見えない文書もちらほら。
でもどのサイズでも良さは色々あるので、気になった方は楽器屋で是非試奏を。
ある程度ギターについて知ってから行くと、きっと楽しくなると思います。